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2022.01.22
痴術廻戦(呪術廻戦AV問題)を真面目に解説
現在、鬼滅の刃に次ぐ一大ブームの「呪術廻戦」―これに便乗すべくまたあの会社が動き出した!この記事および動画はパロディAVのタイトル「痴術廻戦」が商標的に問題ないかを大真面目に解説するものである。
1.番組概要
複雑に入り組んだ商標業界に緩やかなメスを入れ、様々な謎や疑問を優しく究明する「ゆるカワ♡商標ラジオ」”ほぼ”毎週木曜日22時〜YouTube配信📢
2022年1月24日配信
【フォロワー】Mr.マッスル
2.商標解説
00:22 鬼滅に続いて、呪術廻戦までもが、、コレあり?パロディAV問題 (「痴術廻戦」商品説明より)欲望が渦巻く混沌とした世界…特級淫物を喰らい、淫霊の王の魂を宿してしまった青年は痴術学校に編入する。京都姉妹校との交流会を控え特訓を開始する中、暴走する肉欲の器、淫語師の言葉責めに貪られ、憧れの教師と『超逝展開』に果てる。…性技を繰り出しイキかう熾烈な痴術戦の末、欲望の渦に堕ちてイク…。
…私は何を書いているのでしょうか?
弁理士らしく商標法または不正競争防止法の観点で解説しよう。本家(集英社などの公式)が「痴術廻戦」の制作に何らか関わっていると需要者が誤認(出所を混同)する可能性があるか否かがポイントになる。要は公認されていると誤認するか否か。いや、許可なんか得てなさそだが…(”公認”と”誤認”するのは高尚な”善人”)。
03:05 著名なパロディ商標の事例
ここで参考になるのが過去の事例である。パロディネタといえば、PUMAのパロディ商標事件が何度か起きている(SHI-SA事件、KUMA事件)。このうちKUMA事件によると、真実としては「誤認」が起きなさそうに見えるものでも、書体まで本家ブランドに似せたロゴの場合は誤認アリという裁判所の判断の傾向がある。そうすると、今回の「痴術廻戦(ロゴ)」は危険な香りがプンプンするのである(つまり裁判所に誤認アリと判断されそうなのだ)。
※本件は第2期の2023年放送により再注目されているため、2023年11月にリライトしました。鬼滅の刃AV(きつめのおめこ)問題から悪ノリに巻き込まれて、終わることがなさそうです。。。
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