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2023.12.10

“エセ著作権事件簿”著者の友利さん出演!著作権ヤクザ、パクられ妄想をぶった斬る!

”エセ商標権事件簿”発売記念として、昨年発売の”エセ著作権事件簿”の著者本人と弊所岡村による解説動画を記事化しました。”エセ著作権事件簿”誕生秘話に始まり、「東京五輪エンブレム事件」や「平等院鳳凰堂パズル事件」等の事件を解説しています。専門的な視点での深掘りした解説のみならず、著者の切れある語り口に大注目です!

 

1.番組概要

複雑に入り組んだ商標業界に緩やかなメスを入れ、様々な謎や疑問を優しく究明する「ゆるカワ商標ラジオ」毎週木曜日22時〜配信📢

[特別ゲスト] “エセ著作権事件簿”及び”エセ商標権事件簿”著者 友利昴

▼各種Podcast音声配信はこちら

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●友利さんと炎上商標事件を解説した記事についてはAFURIの商標権侵害にてご紹介

●友利さんと著作権と商標を比較した記事については商標権vs.著作権にてご紹介

 

2.”エセ著作権事件簿”誕生秘話

00:00 インタビュー

エセ著作権事件簿以外にも様々な書籍を執筆してきた友利さん。普段は企業の知的財産部でお仕事をされてるそうですが、実は作家歴の方が長いとのことです。そもそも友利さんは何故作家になりその後知財の仕事をすることになったのか、そしてエセ著作権事件簿を書くことに至った経緯はいかに!?”逆転弁理士”岡村が切り込みます!

 

3.著作権解説

13:38 お前は誰なんだよ!「東京五輪エンブレム事件」

東京オリンピックのロゴがパクリと称され炎上し、ロゴ差し替えとなったあの事件に踏み込みます。今回の著作権侵害を主張していたのは、リエージュ劇場のロゴを創ったオリビエ・ドビ氏―「いや誰なんだ!?」そもそも偶然の一致であれば「依拠性」を満たさず著作権侵害に該当しないため、この視点から見て非侵害だとアピールできたわけですね。専門的に見れば類似性にも疑問があるわけですが、そこだけ説明するのでは世間は理解してくれないようです。著作権侵害でない可能性も充分あったにもかかわらず、知財業界として世論に打ち勝つことができなかった虚しさと対策を語ります。さらには、このロゴのデザイナーである佐野研二郎さんに友利さんが取った行動とは...

 

27:49 神戸新聞のお節介!「喫茶ステラと死神の蝶事件」

エロゲーの聖地巡礼としてエス・コヤマという菓子店に行くゲームのファン達-盛り上がっていたところに「この店はエロゲーのモデルだぞ!」といわんばかりに水を差したのが神戸新聞でした。このお節介報道のせいで、エロゲーの制作会社はゲームの舞台である建物の外観を差し替えることになってしまいました。また、エロゲーファンのエス・コヤマの評価は低くなるという事態にまでなりました…。実は、本件は著作権侵害でない可能性が非常に高いんです!にもかかわらず、皆が不幸になる事態になってしまったという悲しい事件が起きてしまったのです。

 

40:05 強欲坊主の大暴走!「平等院鳳凰堂パズル事件」

平等院鳳凰堂の境内から撮影した写真をパズルにして販売した株式会社やのまんが訴えられた事件です。大前提としてこの事件、著作権侵害はあり得ません。最終的には和解になったため平等院側の法的根拠は不明ですが、代理人弁護士が「大切に守ってきた平等院がパズルでバラバラにされるのは耐え難いという宗教的な感情を理解してほしい。」と述べたようです。バラバラにして遊ぶのがパズルなだけに、言葉を失いますね。訴えの根拠は著作権ではなかったようですが、一体何だったのでしょうか?境内で撮影した写真の営利目的使用を平等院が禁止していたからといって販売停止契約が成立するかといえば、しないでしょう。しかし、被告やのまんは販売停止をする和解に応じてしまったわけですが、それは何故なのか!?その真相を出演者で推察しています。

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