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2023.12.12

”八丁味噌”はドコの味噌?地域団体商標・地理的表示の解説【愛知・岐阜SP】

岐阜・愛知地方の地域団体商標について、地元民の認識と地域ブランドの重要性を探ります。特に岡崎市八帖町が起源の八丁味噌について、地理的表示保護制度の活用と論争に焦点を当て、地域名称の歴史的背景とその複雑さを紹介します。

 

1.番組概要

複雑に入り組んだ商標業界に緩やかなメスを入れ、様々な謎や疑問を優しく究明する「ゆるカワ商標ラジオ」毎週木曜日22時〜配信📢

2023年8月3

【特別ゲスト】弁理士 ひろた姐さん

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2.飛騨牛、瀬戸焼|岐阜・愛知の地域団体商標を語る

00:00 フリートーク

地元の地域団体商標(地域ブランド)を知っているか否どうか、出願されているかどうかなど、地元民の認識に基づいた雑談をお届けいたします。その地域での認知度(周知性)が地域団体商標の登録の要件となっているだけに地元の方の声は貴重です。意外と知らない地域ブランドも登録になっているようですね。

 

3.岡崎八帖町 or 愛知全土?”八丁味噌”はドコの味噌?

10:01 Round 1:地域団体商標

”八丁味噌”の発祥はその称呼「ハッチョー」の通り、岡崎市八帖町(当時は八丁村)とされています。しかし、八帖町以外でも「八丁味噌」が生産されており状況は複雑です。地域団体商標制度の開始と共に、岡崎の組合と名古屋の組合がそれぞれ「八丁味噌」を出願しましたが、いずれも拒絶され商標登録にはなりませんでした。

 

14:44   Round 2:地理的表示(GI)

地域団体商標制度開始から約10年後に始まった地理的表示保護制度、すなわちGI保護制度—この制度の利用で先手を打ったのは岡崎側です。しかし、最終的には申請を取り下げ、その間に名古屋側がGIを登録。これに対して岡崎側が異議を唱え、登録の是非を争うことになるという泥沼化になってしまいました。

 

4.おまけ

26:16  そもそも白味噌は味噌じゃない?名古屋は関西?

「白味噌ムリ!ありゃぁ味噌じゃねぇ!」突然始まるラディカルな主張!笑。小田原蒲鉾事件でもそうですが、地域の名称は歴史的背景も関わる複雑な問題のようです。最後は東京の範囲や「”名古屋は関西か?”論争についても語ります。

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